分霊箱(ホークラックス)を徹底解説!

ハリポタ/ファンタビ

分霊箱とは

人の魂を分断し、その一部を隠しいれたものを分霊箱ホークラックスと言います。魂の欠片を体の外にあるものに隠しておけば、体が破滅しても死ぬことはありません。なぜなら魂の一部は無傷の状態で、まだ地上に残っているからです。いわば、分霊箱を作成しした者は分霊箱が破壊されない限り不死身を手に入れます。

分霊箱の作り方

分霊箱を作るためには殺人を犯す必要があります。分霊箱となるものは動物でも物でも構いません。

ヴォルデモートと分霊箱

なぜヴォルデモートは分霊箱を作ったのか

ヴォルデモートは魔法を使えるのにも関わらず死んでしまった母親【メローピー・ゴーント】の過去を知り、「死」に対して強いコンプレックスを抱くようになりました。それと同時に「死」を克服する方法を追求するようになり、分霊箱を作成しようと考えるのでした。

どこで分霊箱を知ったのか

ヴォルデモートが在学中、分霊箱の知識を伝授したのはスラグホーンでした。スラグホーンが主催するスラグ・クラブというサロンでヴォルデモートはスラグホーンに聞いたのでした。

分霊箱はいくつあるのか

ヴォルデモートは自身の魂を7つに分けることを計画し、分霊箱を6つ作成しました。

トム・リドルの日記

ヴォルデモートの昔の学用品。ぼろぼろの黒い表紙がついた薄くて小さな日記帳。白いページに文字を書くと、リドルの返事が現れるという魔法がかけられています。ホグワーツ在学中に秘密の部屋を開けたヴォルデモートですが、ダンブルドアの監視が強くなったため、スリザリンの後継者が再び秘密の部屋を開けて、マグル生まれを淘汰するように願い、自身の記憶を閉じ込めました。

ヴォルデモートはルシウス・ブラックに、この日記が秘密の部屋を開く際に重要なアイテムであることを伝えて渡します。ヴォルデモートの失脚後、ルシウスはヴォルデモートとの繋がりに気づかれることを恐れ、日記をジニーの持ち物に忍ばせるのでした。

ジニーは日記が持つ魔力に支配され、彼女はヴォルデモートの記憶に乗っ取られ、秘密の部屋を開けてしまいます。しかし、ハリーによって秘密の部屋の怪物・バジリスクは倒され、日記もバジリスクの牙によって破壊されました。

マールヴォロ・ゴーントの指輪

ゴーント家に伝わる、大きな黒い意志がはめ込まれた金の指輪。ヴォルデモートの祖父にあたるマールヴォロが大切に身に着けていましたが、彼の死後は息子のモーフィンの手に渡ります。しかし、ヴォルデモートによって盗まれます。ヴォルデモートはこれを分霊箱にしたのち、ゴーントの廃屋に隠しました。

指輪がホークラックスになっていることを見抜いたダンブルドアは、この指を見つけ出しグリフィンドールの剣で破壊します。しかし、その際指輪を嵌めてしまったため、ダンブルドアは呪いを受け、深手を負ってしまします。

スリザリンのロケット

サラザール・スリザリンの縁のどっしりとした金のロケット。スリザリンの印(曲がりくねった飾り文字の「S」)がついています。スリザリンの末裔であるゴーント家の家宝となり、娘のメローピー・ゴーントが保持していました。彼女はトム・リドル(ヴォルデモートの父親)と駆け落ちし妊娠しますが、トム・リドルに捨てられてしまいます。お金に困った彼女はカラクタス・バークに安値で売ってしまいます。その後、資産家のヘプジバ・スミスが買い取り保管していました。

しかし、ヴォルデモートはヘプジバ・スミスを殺害し、ロケットを強奪するのでした。ヴォルデモートはこれを分霊箱にします。そして、子供のころ孤児院の遠足で言った洞窟に保管します。

しかしR・A・Bという人物は秘密裏に本物のロケットを盗み、偽物とすり替えられます。

後にハリーとダンブルドアはヴォルデモートの狙い打を知り、分霊箱を破壊しに洞窟に訪れ、偽物のロケットを持ち去るのでした。

本物のロケットはブラック家のしもべ屋敷妖精のクリーチャーが保有していましたが、マンダンガス・フレッチャーに奪われ、最終的にドローレス・アンブリッジの手に渡ります。

ハリー達は魔法省に潜入しアンブリッジからロケットを奪い取ります。そしてグリフィンドールの剣によって、ロケットは破壊されるのでした。

ヘルガ・ハッフルパフのカップ

ホグワーツの創設者のひとりヘルガ・ハッフルパフが保有していたカップ。

後にこのカップはヘルガ・ハッフルパフの遠い親戚で、骨董品の収集家の【ヘプジバ・スミス】の手に渡ります。彼女はヴォルデモートにこのカップとスリザリンのロケットを見せたことで、のちに殺害されてしまいます。

ヴォルデモートはベラトリックス・レストレンジにカップを預けます。ベラトリックスはカップをグリンゴッツで保管します。しかし、ハリー達に盗まれてしまいます。

バジリスクの牙を探しに秘密の部屋まで来たロンとハーマイオニーによって、カップは破壊されます。

レイブンクローの髪飾り

ホグワーツの創設者のひとりロウェナ・レイブンクローが保有していた髪飾り。髪飾りにはレイブンクローの有名な言葉「計り知れぬ英知こそ、われらが最大の宝なり!」が刻まれています。これをつければ知恵が増すと言われており、ロウェナの娘ヘレナはこれを盗み出し、アルバニアに隠しますが、後を追ってきた血みどろ男爵によって殺害されてしまいます。

後にヘレナはホグワーツのゴーストとしてホグワーツに戻ります。そこでヴォルデモートと親しくなり、髪飾りの在りかを教えてしまいます。髪飾りを見つけたヴォルデモートは髪飾りを分霊箱に変えてしまいます。

ヴォルデモートはそれを”必要の部屋”に隠しますが、ハリー達によって探し当てられ、悪霊の火(映画ではバジリスクの牙)によって破壊されてしまいます。

ナギニ

ヴォルデモートのペット。体調は優に4メートルは超えている巨大な雌蛇。ヴォルデモートは失脚後、ナギニから搾った毒とユニコーンの血を混ぜて作った魔法薬を飲み続けて何とか持っていました。

ハリーが分霊箱を狙っていることに気づいたヴォルデモートは一時的にナギニを安全な場所に隠しますが、禁じられた森でのハリーに死の呪いを放った後は、油断してしまいナギニを解放してしまいます。

組み分け帽子からグリフィンドールの剣を取り出したネビルによってナギニは切られ、分霊箱は破壊されるのでした。

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