ヴォルデモートの学生時代の記憶がホグワーツを襲う
ドビーから忠告を受けるハリー
ホグワーツの夏休みをダーズリー家で過ごしていたハリーに【ドビー】という屋敷しもべ妖精が会いに来ます。ドビーはハリーに「ハリーはホグワーツに戻ってきてはいけない」「今年ホグワーツで恐ろしいことが起こる」という警告をします。
ホグワーツに居心地の良さを感じていたハリーはドビーの制止を振り切り、新学期を迎えるホグワーツに向かいます。
しかし、トビーの忠告の通り、ホグワーツでは不審な事件が起き始めます。
ハリーの身の回りで起こる不審な出来事
ある夜、罰則を受けていたハリーは正体不明の声を聞きます。しかし、その声はハリーにしか聞こえていませんでした。
また、ホグワーツの生徒が次々に石にされてしまう事件が発生します。過去にホグワーツでは同様の事件が発生していました。当時、ホグワーツの創始者である【サラザール・スリザリン】がマグル生まれを抹殺するために作ったとされる“秘密の部屋”が再び開かれたのではないかと噂されていました。そのため、今回の事件も秘密の部屋が関係していると思われました。
生徒の石化事件を受け、得体の知れぬ敵から身を守るため、ホグワーツでは決闘クラブが開催されます。そのクラブでハリーとマルフォイは対決することになります。マルフォイから蛇をけしかけられるハリーですが、そこでハリーは蛇と会話をします。魔法使いであれば蛇と話せることは不思議ではないと思い込んでいたハリーですが、蛇と会話できる能力を持つ人物は魔法界でも滅多に存在しないことを聞かされます。さらに悪いことにその能力を持つのは、闇の魔法使いで有名なスリザリンの血筋の者に多く、ハリーはスリザリンの子孫なのではないかと噂されます。
秘密の部屋でヴォルデモートの学生時代の記憶と対峙するハリー
親友のハーマイオニーも石にされ、しまいにはロンの妹の【ジニー】は秘密の部屋に連れ去られてしまいました。
ハリーとロンはジニーを救うため、秘密の部屋に向かいます。秘密の部屋にたどり着いたハリーの前に現れたのはヴォルデモートの学生時代の【トム・リドル】。彼はジニーがたまたま持つことになった日記の中の記憶としての存在でしたが、ジニーを殺すことによって実体を取り戻そうとしていました。
また、トム・リドルはスリザリンの継承者として、ホグワーツのマグル生まれの生徒たちを抹殺するために、秘密の部屋に封印されていた蛇の【バジリスク】を使っていたことも明らかになりました。不審な石化事件の真相が判明していきます。
ハリーは辛くもバジリスクを退治します。また、バジリスクの牙で日記を破壊することでトム・リドルを消滅させることにも成功します。
こうして、ホグワーツで起きていた不審な事件は終わりを迎え、平穏な日常が戻るのでした。
- トム・リドルの日記とは何だったのか
- ハリーはなぜ蛇語を話せるのか
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